「マーチンゲール法とはなにか」と疑問を抱えている方もいるでしょう。これからカジノゲームを楽しみたいと考えている方の中には確実に勝ちたいからこそ、マーチンゲール法に興味があるのではないでしょうか。
結論、マーチンゲール法とは理論上、原則を守れば必ず利益が得られる戦法のことです。
本記事ではマーチンゲール法の内容に加えて賭け方のコツやメリット、デメリットを解説しています。カジノゲームで必ず勝ちたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
マーチンゲール法とは?
マーチンゲール法とはギャンブルの戦略の一つで、負けるたびにベットを倍にする方法のことです。勝った場合は最初にベットした金額に戻します。
負けるたびにベットを倍にすると理論上いつかは必ず勝てるため、世界中のギャンブラーに使用されている戦略です。ただし負けが続く場合は多額の資金を用意しないと勝てません。
マーチンゲール法の原理
マーチンゲール法の原理は「負けたら次のベットを倍にし勝ったら最初のベットに戻す」です。
負けたあとにベットを倍にすると勝ったときに負けた分の金額を取り戻せます。
マーチンゲール法を繰り返せば勝ったときにすべての負け分が取り返せるため、負けることはありません。
ただし、マーチンゲール法はベットが倍々で増えていくことから、手元に多額の資金がなければ実践が難しいでしょう。
複雑な計算なしにベットを倍にすればよく、シンプルな戦略であるものの、数回のベットで損失が何倍にも膨れ上がります。
一方で、勝つごとに最初のベットと同じ金額分の利益が得られるため、安定して勝ち続けられるのもマーチゲール法の特徴です。
マーチンゲール法の掛け方
マーチンゲール法の賭け方は非常にシンプルで、負けたらベットを倍にするのみです。負け続けたとしてもベットを倍に増やすことで、配当が2倍のゲームであれば勝ったときに今までのベットをすべて取り戻せます。
また、勝った場合は、最初にベットした金額に戻りましょう。戻すことで、最初のベットと同じ金額分の利益が得られるようになります。
勝ちを重ねるごとに最初のベットと同じ金額分の利益が得られるため、マーチンゲール法では勝ちが来るまで何回も辛抱強く耐えることが重要です。
ただし、手元の資金を管理する必要もあります。負けが続いた場合は、損切りするタイミングを見極め、冷静な判断をしなければいけません。
ベットの金額が急速に大きくならないようにするためには、最初のベットを小さく設定するのもポイントです。
マーチンゲール法の掛け方のコツ
マーチンゲール法の賭け方のコツとしては、次の3つが挙げられます。
- 使用できる資金、連敗数をあらかじめ決めておく
- 損切りのタイミングを設定しておく
- 負けが続いてもルール通り賭け続ける
それぞれのコツを守らなければ、マーチンゲール法を使用したことにより、大きな損失を出す可能性があるため注意が必要です。
一方で、マーチンゲール法の賭け方のコツを守ることで、負けたとしても予算以上の損失を出すことがなくなるでしょう。
使用できる資金・連敗数を予め決めておく
マーチンゲール法を用いて、カジノゲームをする際は、事前に資金や連敗数を決めておくことが重要です。とくにマーチンゲール法を用いて負けが続いた場合、多くの資金を必要とします。
使用できる資金や連敗数の上限を決めていなければ、気づかぬうちにすべての資金を使い果たす可能性も否定できません。
上限を決めないで負けが続いた場合は、多くのお金を失うことになるでしょう。自身の決めた上限の範囲内でマーチンゲール法をおこなえば、予想以上の損失を出す可能性が低くなります。
マーチンゲール法は、勝てば損失を失くせますが、負けが続けば大きな損失を出す点が特徴です。
ベットの金額が高くなりやすい傾向があるため、はじめる前に必ず上限を決めておきましょう。
損切りのタイミングを設定しておく
すべてのカジノゲームにおいて共通している点は、制限をかけなければ、残高がある限りのベットができることです。ある程度の制限をかけずにカジノゲームをおこなえば、資金のすべてを失う可能性も考えられます。
そのため、マーチンゲール法をおこなう際は、必ず損切りのタイミングを設定しておきましょう。また、具体的な損切りのタイミングを決められない場合は、軍資金に対する割合で決める方法がおすすめです。
たとえば、軍資金に対して30%以上の損失が出たら別のゲームに移動すると決めておけば、迷うことなく損切りを決定できます。
健全にカジノゲームを楽しむためにも、損切りするタイミングは必ず決めておきましょう。
負けが続いてもルール通り賭け続ける
マーチンゲール法を用いてカジノゲームをする際は、負けが続いてもルール通り賭け続ける必要があります。負けが続くと、大きな損失が出ている状態になり、焦るかもしれません。
大きな損失が出ていたとしても、一度勝てば損失を取り戻せるため、必ずルール通りに賭け続けましょう。また、マーチンゲール法を用いて勝ったとしても得られる利益は、最初にベットした金額のみです。
一度に大きな利益を得たいと考えた場合は、ルールを無視して、2倍以上のベットをしたくなる場合もあるでしょう。
ルールを無視してベットをすると、マーチンゲール法の原理が崩壊するため、1回の勝ちのみでは利益が得られなくなる可能性があります。
1回でも勝てば必ず利益を得られることから、負けが続いたとしても感情的にならず、ルール通りに賭けを継続させることが大切です。
マーチンゲール法のメリット
マーチンゲール法のメリットとしては、次の3つが挙げられます。
- 戦法がシンプルなため初心者でもすぐに実践できる
- 成功すれば利益が出る
- 負けを取り戻すことができる
2倍の金額をベットし続ければよく、難しいことを考えずにカジノゲームが楽しめます。成功すれば利益が出るため、途中で賭けをストップしなければ、今までの負けをすべて取り戻せる点もメリットです。
戦法がシンプルなため初心者でもすぐに実践できる
マーチンゲール法の原理は「負けたら次のベットを倍にし、勝ったら最初のベットに戻す」です。負けたときはベットを倍、勝てば最初のベットに戻すのみと、非常にシンプルで難しいことをする必要がありません。
そのため、カジノゲームをしたことない初心者でも、すぐに実践できる点がマーチンゲール法のメリットです。
成功すれば利益が出る
マーチンゲール法の原理に従うメリットとして、理論上、負けが続いた場合でも勝つたびに最初のベット分の利益を得られることが挙げられます。
勝つたびに利益が出ることから、原則に従いゲームを進めれば、必ずカジノゲームに勝てます。必ず勝つためには、連敗が続いて大きな損失が出ていたとしても、マーチンゲール法の原則は徹底して守るようにしましょう。
負けを取り戻すことができる
マーチンゲール法の原則に従うと、理論上、1回でも勝てば利益が出ます。たとえ負けが続いたとしても1回でも勝てれば、負けを取り戻せる点はマーチンゲール法の大きなメリットです。
大きな損失が出ていたとしても、資金が手元にある限り、理論上は負けることなくカジノゲームを継続できます。
マーチンゲール法のデメリット
マーチンゲール法のデメリットとしては、次の3つが挙げられます。
- 高リスクの割にリターンが少ない
- 大きな資金が必要
- テーブルリミットで理論が破綻する場合がある
マーチンゲール法の原則に従うと勝つことで利益を得られ、損失をすべて取り戻せるメリットがあります。ただし、マーチンゲール法はメリットばかりではなくデメリットの部分もある点には注意が必要です。
デメリットを知らないままマーチンゲール法を用いてカジノゲームで遊ぶと、自身の資金が底をつくことも考えられます。
高リスクの割にリターンが少ない
マーチンゲール法のデメリットとして、非常にリスクが高い戦略であるのにもかかわらず、得られる利益が少ない点が挙げられます。
理論上、必ず利益が出る戦略であるものの、得られるリターンは最初にベットした金額のみです。たとえば、最初に1,000円を賭けた場合、何回負けたとしても1回の勝ちで得られる利益は1,000円のみになります。
また、マーチンゲール法は負けたらベットを倍にするため、ベット額が高額になりやすく注意しなければいけません。
たとえば、最初のベットが1,000円で5回の負けが続いた場合、損失は3万1,000円です。6回目のベットでは3万2,000円を賭ける必要があり、6回目も負けた場合は、損失が6万3,000円になります。
以上のように、マーチンゲール法は最初のベット額が少額でも複数回の負けが続くと、ベット額が非常に高額になる点が大きなリスクです。
大きな損失を防ぐためにも、マーチンゲール法を用いる場合は、事前に損失を計算して把握しておきましょう。
大きな資金が必要
マーチンゲール法を用いてカジノゲームをする場合は、大きな資金を用意しなければいけません。理論上、勝てば必ず利益が得られますが、ベットの金額が高額になりやすい点には注意する必要があります。
例を挙げると、最初のベット額が1万円で10回負けが続いたときのベット額の推移は、次のとおりです。
回数 | ベット額 |
---|---|
1回目 | 1万円 |
2回目 | 2万円 |
3回目 | 4万円 |
4回目 | 8万円 |
5回目 | 16万円 |
6回目 | 32万円 |
7回目 | 64万円 |
8回目 | 128万円 |
9回目 | 256万円 |
10回目 | 512万円 |
以上のように、マーチンゲール法を用いた場合は、最初のベット額が1万円だとしても負けが続けば10回目で512万円をベットしなければいけません。
また、10回目で512万円をベットして勝った場合、得られる利益は1万円です。勝ったとしても莫大な利益が得られるわけではありません。
加えて、マーチンゲール法を実施して大きな利益を得たい場合は、最初から莫大な資金を用意する必要があります。
莫大な資金が用意できず、最初のベット額を低く設定した場合は、得られる利益も非常に少なくなります。
テーブル・リミットで理論が破綻する場合がある
そもそもベットを受け付けてもらえない場合は、マーチンゲール法を実施できる十分な資金が用意できたとしても意味がありません。
カジノゲームでは、テーブルリミットと呼ばれるベットの上限が定められている場合があります。たとえば、最初に100円をベットして7回の負けが続くと、8回目には1万2,800円のベットが必要です。
ただし、テーブルリミットによりベット額が最大1万円までと定められている場合は、1万2,800円のベットができません。
ベットができなければ、マーチンゲール法の原則の継続ができないため、テーブルリミットにより強制的に負けが確定する可能性もあることも把握する必要があります。
とくにルーレットやバカラなどのカジノゲームには、テーブルリミットが定められている場合が多いです。そのため、マーチンゲール法を用いる場合は、必ずテーブルリミットの上限を確認しましょう。
また、テーブルリミットが手元にある資金よりも高く設定されている場合は、強制的に負けが確定する可能性が低くなります。
マーチンゲール法で遊ぶ時のゲームの選び方
マーチンゲール法で遊ぶ時のゲームの選び方としては、次の2つが挙げられます。
- 勝率50%、配当2倍のゲームを選ぶ
- 前回の結果が次に影響しないゲームを選ぶ
利益を得るためには、上記の2つの選び方を守りましょう。上記の条件から外れた選び方をすると、マーチンゲール法を用いても利益を得られない可能性があります。
勝率50%・配当2倍のゲームを選ぶ
マーチンゲール法を用いて遊ぶ場合は、勝率50%かつ配当が2倍のカジノゲームを選びましょう。具体的なカジノゲームの例として挙げられるのは、バカラやルーレットです。
勝率が50%のカジノゲームは、1回目で負ける確率が50%、2回目で負ける確率が25%と減少します。10回目までの負ける確率を表にすると、次のとおりです。
回数 | 負ける確率 |
---|---|
1回目 | 50% |
2回目 | 25% |
3回目 | 12.50% |
4回目 | 6.25% |
5回目 | 3.13% |
6回目 | 1.56% |
7回目 | 0.78% |
8回目 | 0.39% |
9回目 | 0.20% |
10回目 | 0.10% |
以上のように、勝率50%のカジノゲームにてマーチンゲール法を用いると、10回連続で負ける確率は0.1%と非常に低いです。
なるべく勝つ回数を多くするためにも、勝率50%のカジノゲームを選ぶことは非常に重要になります。また、配当2倍のゲームを選ばないと、負けた回数次第では損失が出る可能性があります。
前回の結果が次に影響しないゲームを選ぶ
常に勝率50%を維持するためには、前回の結果が次に影響しないカジノゲームを選ぶことが重要です。前回の結果を受けず、勝率が常に変わらないことを独立事象といいます。
マーチンゲール法の原則を継続させるためには、独立事象のゲームであることが必須条件です。前回の結果が次に影響するゲームを選択すると、勝率が50%以下になる可能性があります。
たとえば、ルーレットで赤が出た場合、次のゲームでも赤が出る確率は50%と変わりません。一方で、ブラックジャックは、残りのカードの状況に応じて勝つ確率が大きく変動します。
マーチンゲール法を用いる際は、以上のようなゲームの特徴も事前に把握しておきましょう。
マーチンゲール法におすすめのカジノゲーム3選
マーチンゲール法におすすめのカジノゲームとしては、次の3つが挙げられます。
- ルーレット
- バカラ
- ブラックジャック
確実に利益を得るためには、上記のゲームにてマーチンゲール法を試しましょう。
ルーレット
ルーレットは、「赤か黒」「奇数か偶数」「HighかLow」のどちらが出るのかを予想するシンプルなカジノゲームです。
2択の選択となるため、勝率が50%のゲームとなり、マーチンゲール法に向いています。また、最小の配当も2倍です。
バカラ
バカラは、カジノの王様と呼ばれるほどの代表的なカジノゲームです。プレイヤーまたはバンカーのどちらかに賭けるのみとシンプルで、勝率が50%であるため、マーチンゲール法に向いています。
バカラの配当に関しては、プレイヤーに賭けると2倍、バンカーに賭けると19.5倍です。バンカーに賭けると2倍以下になりますが、プレイヤーに賭け続ければ、配当が2倍である状況を継続できます。
バンカーにも賭けたい場合は、事前に損失が出ないか計算しておきましょう。
ブラックジャック
ブラックジャックは、配当が2倍で楽しめるカジノゲームです。ただし、残りのカードの状況に応じて勝率が変動します。
少しでも勝率を上げるためには、事前に戦術を身に着けておき、ブラックジャックに慣れておかなければいけません。
また、ブラックジャックで勝つ方法としては、マーチンゲール法に加えてカードカウンティングを組み合わせることが挙げられます。
カードカウンティングとは、場に出たカードをすべて記憶して、これから出てくるカードを予想する技術のことです。難易度は高いものの、カードカウンティングを身につければ、ハイアンドローでの予想ができます。
マーチンゲール法に関するよくある質問
マーチンゲール法に関するよくある質問としては、次の2つが挙げられます。
- マーチンゲール法が禁止されているカジノはある?
- マーチンゲール法はカジノ以外でも使用できる?
のちのち後悔しないためにも、上記の質問に関しては、マーチンゲール法を用いる前に解決しておきましょう。
マーチンゲール法が禁止されているカジノはある?
一部のカジノゲームでは、マーチンゲール法が禁止されている場合もあるため、遊ぶ前に確認が必要です。
マーチンゲール法が禁止されていなくても、テーブルリミットがある場合は、マーチンゲール法が実質禁止されています。
マーチンゲール法はカジノ以外でも使用できる?
マーチンゲール法は、カジノ以外でも使用できますが、相性は非常に悪いです。マーチンゲール法を実施するためには、勝率50%と配当2倍の条件を満たす必要があります。
カジノ以外の公営ギャンブルやFXなどでは、上記の条件を満たすギャンブルが少なく、マーチンゲール法を用いても損失を出す可能性が高くなるでしょう。
そのため、マーチンゲール法をカジノ以外のギャンブルで使用するのはおすすめできません。
AIを使って勝率を上げることはできる?
結論から言うと、「ギャンブルの種類によっては勝率を上げる余地があるが、完全に勝ち続けることはできない」です。AIはデータ分析やパターン認識に優れていますが、ギャンブルには運の要素が大きく関わるため、AIを使っても必ず勝てるとは限りません。
ただし、こちらのAIに関するメディアを見る限り、いろいろギャンブルに使えそうな余地はありそうな感じがしますね。
まとめ
マーチンゲール法は、1回でも勝てば負けない戦法として古くから使用されてきました。成功すれば確実に利益が出るため、損失を出さずにカジノを楽しみたい方は、積極的にマーチンゲール法を使用してみましょう。
一方で、莫大な資金が必要だったり、テーブルリミットが定められていたりなどのデメリットも存在します。そのため、マーチンゲール法を用いる場合は、必ずデメリットを把握してからカジノゲームを楽しんでください。